2015年10月2日金曜日

中国にはなぜ「道徳・倫理」がないのか?:拝金主義、パクリ、共倒れ、中国には民権以外何をやってもいい自由がある

_


サーチナニュース 2015-10-01 22:17
http://news.searchina.net/id/1590563?page=1

中国には「商道徳」がない
・・・「これは、やはり危険だ」=中国メディア

 拝金主義の傾向があり、
 しばしば他人のアイデアや製品の模倣に走って儲けを出す、
 市場のパイを食いつくして共倒れを起こす
・・・といったイメージを抱きがちな中国の商業界について、中国国内の経済ライター・呉暁波氏による興味深い分析記事が、中国メディア・新華網で9月30日掲載された。

 呉氏といえば、今年初めに「中国人技術者が『われわれに日本の炊飯器は作れない』と語った」など、温水洗浄便座や炊飯器など日本の家電製品を称賛する文章を発表し、中国国内で大きな議論を呼んだ人物だ。

 そんな呉氏が、
★.商業界の発展には独立した「商道徳」が不可欠であるにもかかわらず、中国国内には「商道徳」が存在しない
として、その原因を論じた。

1].まず挙げたのは、孔子や孟子を筆頭とする秦代以前の諸思想家が商工業について触れることが極めて少なく、漢の武帝期に儒学が官学化されて以降、
 歴代の儒家は経済政策に足を突っ込まなかった点だ。

2].2点目には、秦による統一以降、長期にわたって繰り返された中央集権の統治モデルによる影響を挙げた。すなわち強力な中央集権体制が存在する時期には特色ある商工文明が栄えるが、中央集権が弱まって地方勢力が台頭しだすと、商工文明は崩壊した。
 こうして歴代王朝が盛衰を繰り返すたびに「商工経済は犠牲品、埋葬品とされてきたのだ」と論じた。

3].3点目として、「商道徳」を構築しようとするなかで
★.「工業文明を前提として商人自らが『商道徳』について論じる状況が、これまで1度も起きなかった」こと
を指摘。
 彼らは
★.農耕文明に戻って「商道徳」を探そうとしたが結局徒労に終わり、
 現在に至るまで「独特な国家統治モデルにおいて、
 商人が独立した工商運営体制を作り上げることができていない」
とし、企業経営者自身のアイデンティティが「非常にぜい弱な状態である」と指摘した。

 そして、改革開放開始から30年あまりで民間の企業経営者は一定のアイデンティティを持つようになったことは「中国の現代化において重大事件の1つ」と評価する一方で、
 「自分は何者で、どこから来たのか。
 自分は社会に対してどういう意味を持っているのか」
という「商道徳」の核心を突く疑問
に対して、なおも答えが得られていない状態であると指摘。「これはやはり危険だ」と締めくくった。

 呉氏が提起した問題は、まさに企業の社会的責任(CSR)と密接に関わるものだ。呉氏は文章の中で、かつての中国では
 「子孫に商人をさせないこと」が商人最大の理想
だったという話にも言及、その背景には商人が統治者や知識人から蔑まれていたことがあるとも論じた。
 単になりふり構わず自らのためにカネ儲けをしていては結局周囲から蔑まれることになる。
 彼らが商人という職業に誇りを持ち、強いアイデンティティ意識を萌芽する、やはりその目を社会貢献に注がせることが必要なのだ。




サーチナニュース 2015-11-20 11:09
http://news.searchina.net/id/1594781?page=1

日本の紙幣は世界一清潔・・・
中国のお札はアジア一汚い 
紙幣付着の細菌数を測定=中国メディア

 中国メディア・騰訊財経は19日、日本の紙幣が世界でもっとも清潔であり、逆に中国の紙幣はアジアで一番汚いとし、その理由について論じる記事を掲載した。

 記事は、人民元が日本円を抜いて世界4大通貨の1つとなったとする一方、
 「その清潔さで比較すると、人民元は日本円から依然として大きく水を開けられている」
と説明した。

 そのうえで、日本人が
 「お金をきれいに整えて財布に入れることで金運を呼び込むことができる」
と考えていることを紹介。
 さらに、使い古された紙幣であってもせいぜい真ん中に折れ目が入っている程度であり、紙幣に記号を書いたり塗りつぶしたり、さらには暇つぶしに折り紙にしたり、まとめてポケットに突っ込むなどという光景はほぼ見られないとした。
 また、磁石の粉末が多く含まれていること、2年ほど流通したら回収されることも、日本の紙幣が清潔とされる理由として挙げた。

 一方、中国の紙幣については1枚当たりの細菌数が17万8000個に達し、とくに5角、1元、1角については1枚当たり1800万個にのぼるとする香港城市大学細菌学研究センターの研究結果を紹介。
 さらに、南方より北方のほうが、夏より冬のほうが汚れやすいとした。

 日本で現在主に流通している貨幣の単位は1円から1万円まで全部で9種類だが、紙幣になっているのは高額の3種類。
 一方で、中国ではなおも事実上最低額面の1角から紙幣が存在し、硬貨の最高額面は1元だ。紙幣が手に触れる機会が大きく異なることを考えれば、その差は致し方ないようにも思える。
 中国のお札の清潔度を高めるには、より高額なコインを流通させることが手っ取り早そうだ。



サーチナニュース 2015-11-24 11:25
http://news.searchina.net/id/1595034?page=1

世界一清潔と称される日本から考える、
中国を清潔にする方法=中国メディア 

 記事は、日本で生活したことのある人が「日本は世界でもっとも清潔な国」と語ることは「ちっともオーバーではない」とし、人口密度が高い日本が清潔さを保てる理由について分析。

 最初に、年間を通じて雨が多く、街のチリやホコリを洗い落としてくれるという気候上の理由を挙げた。
  続いて、食べ歩きの習慣があまりないため街に食べかすや食品の包装が落ちていることが少ない、
 小さな店でも毎日の清掃をかかさない、電車の座席では親が子どもの靴を脱がせて席を汚さないようにするといった、日本人の習慣や心掛けについて言及した。

 一方で、
 「清潔、ということであればわが国民もきれい好きなのである」
とし、多くの人が自分の家の中をきれいに飾ったり片付けたりしていると説明。
 しかし、それが「廊下や地面の公共スペースになると話が変わってしまう」としたほか、多くの人や政府機関が環境美化に貢献しているにもかかわらず、なおも一部で大衆に迷惑を及ぼす者が存在するのであると論じた。

 確かに、中国人の家の中はとてもきれいにしてあることが多く、日本の家庭に決して引けを取るものではない。
 なのにどうして公共スペースにまで気を配ることができないのか。
 日本と中国の間にある差は、清潔さに対するこだわりや心掛けというよりも、公共の空間や物に対する意識の違いにあるようだ。

 自己の所有物だけが「自分のもの」ではなく、公共の物も「みんなのもの」であるとともに「自分のもの」でもあると考えられるようになれば、中国の街は今よりももっときれいになるはずである。


レコードチャイナ 配信日時:2015年12月9日(水) 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/a124659.html

中国には民権以外何をやってもいい自由がある
=「それは『自由』ではなくて『無秩序』」と日本の声

 2015年12月8日、中国の掲示板サイトにこのほど、
 「初めて中国旅行に来た日本人が驚いたのは中国には、何をやってもとがめられない自由があることだった」
とのスレッドが立った。
 つまりは「中国は動物の世界」(中国ネット)ということだが、
 日本ネットは「それは『自由』ではなくて『無秩序』」と一刀両断に切り捨てた。

 スレッド主は、
(1):バス停では並ばなくてよい
(2):地下鉄でも携帯電話の使用が禁止されていない
(3):どこでも喫煙できる
(4):どこでも痰を吐くことができる
(5):信号は参考にすぎない
(6):犬の散歩でフンを始末しなくていい
―ことなどを挙げ、
 「中国では大声で叫んでも誰も文句を言わないし、とても自由だ」
と感想をつづった。

 これについて中国ネットからのコメントは、
 「(国民が政治に参加する権利を主張する)民権以外ではとても自由だよね」
 「自分の権利を保護する自由はないが、他人の権利を侵害する自由もある」
 「特に農村では生態環境も自由に破壊できる」
 「ネット上では人をののしる自由もある」
などスレッド主の感想を肯定するものばかりだった。
 つまりはこの日本人旅行者の感想は
 「中国は動物が住むのに適していると説明しているだけじゃないか」(某ネットユーザー)。

 これに対し、日本のネットユーザーからは、
 「自由と野放図は違う」
 「要するに、ノールールだということね」
 「自由ではなく無法というのだ」
 「身勝手と自由は違う」
 「人の迷惑を考えない自由はいっぱいあるだろうな」
 「責任を伴う自由と無秩序との違い」
など正当的なコメントが続いた。
 中国社会は「『何でもありが自由』と勘違いすると恐ろしいことになる」ことを地で行くような世界だということを言いたいようである。