2015年12月26日土曜日

信じられない速さで没落する韓国(11): 「韓国、なんじの名はヘル朝鮮」

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ニューズウイーク 2015年12月25日(金)16時00分 スティーブン・デニー(韓国政治研究者)
http://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2015/12/post-4296.php

なぜ今「ヘル朝鮮」現象か
“Hell Chosun”

カネとコネがない人間の未来は地獄?
自虐的な表現が若者の間で流行する理由


●変わらぬ社会 韓国社会は封建的な19世紀と変わっていないと嘆く声は少なくない Photo by DeAgostini/GETTY IMAGES

 ヘル朝鮮──地獄の朝鮮
を意味するそんな表現が今、韓国の若者の間ではやっている。
 フェイスブックをはじめとするソーシャルメディアでは、「ヘル朝鮮」というコミュニティーが急拡大し、多くの韓国人、とりわけ若者が社会への不満や失望感を吐露している。

 オンライン誌コリア・エクスポゼのク・セウォン編集長は9月、
 「韓国、なんじの名はヘル朝鮮」
と題した記事を書いた。
 それによると、
 ヘル朝鮮とは「19世紀で時が止まったような極悪非道な封建国家」のこと。
 そこでは野心は打ち砕かれ、個人の自由など存在しない。

 「韓国に生まれるのは地獄に足を踏み入れるようなもの。
 厳しい決まりだらけの社会に一生縛られる。
 受験地獄と過酷な兵役は誰もが通る道だ」

 金持ちや有名人なら、カネとコネを駆使してこの地獄を回避できる。
 だが現代版「第三身分」の人々は企業にこき使われるか、
 「公務員試験を受けて『官僚のとりで』に避難する」しかない。
 そのどちらにも引っ掛からない人間は「『失業者の池』に溺れることになる」。

 「自営業者になるという手もあるが、なんとか生活していくのが精いっぱいで、社会の落伍者扱いは避けられない。
 それが嫌なら『移住の森』を抜けて韓国を脱出して、(外国に)自由を見つけることだ

 ヘル朝鮮の概念は現代韓国の最も悲惨な部分に焦点を当てており、かなり極端な社会描写であることは間違いない。
 だが、そこには社会全体に広く共通する真実もある。
 確かに韓国社会は極端に競争が激しい。
 子供たちは昼も夜も塾通いに追われ、満足な睡眠も取れない。

 雇用市場も同じで、より「スペックの高い人」、すなわち華やかな学歴や職歴の持ち主ほど就職しやすい。
 一方、新卒が就職できる正社員の枠はどんどん小さくなっており、猛勉強していい大学を出ても、「いい人生」を送れる保証はない。

 とはいえ、韓国の若者がみんな人生に失望しているとは考えにくい。
 金持ちなどの「特権階級」は別としても、ヘル朝鮮を実感している人は実際どのくらいいるのか。
 具体的な数は分からないとコリア・エクスポゼの記事でクは書いているが、手掛かりになるデータはある。

■自信を失う韓国の若者

 1981年以降、世界各国(現在は約100カ国)で人々の意識を調べてきた世界価値観調査だ。その調査項目に、
 「あなたは自分がやりたいように人生の決断を下す自由があると感じますか」
という質問がある。
 回答者は1(まったく感じない)~10(大いに感じる)の数字で答える。

 この問いについて、韓国での調査結果を90年、01年、10年の約10年おきに比べてみた。
 まず全年齢層の平均値は、90年が7.53、01年が7.14、10年が6.57だった。
 これはそんなに悪くない数字に見える。
 韓国の人々は、自分の人生をかなり思いどおりにコントロールできていると感じているようだ。
 ただしその数字は20年間で0.96ポイント低下しているから、虚無感や無力感が社会に広がっているとみることもできる。
 このトレンドは「ヘル朝鮮」への共感の広がりと一致する。

 より興味深いのは、年齢別の統計だろう。29歳以下の若者の場合、自分の人生を自分で決められると感じるレベルは8.10(90年)、7.54(01年)、6.84(10年)と、社会全体よりもずっと大きく(1.26ポイント)落ち込んでいるのだ。
 確かに若者は20年間一貫して、社会全体よりも人生に自信と希望を抱いているようにみえる。
 だがその差は90年の0.57ポイントから、10年の0.27ポイントへと縮小している。
 これも近年、若者の間で失望感が広がっているという見方と一致する。

 いやいや、ほとんどの若者は希望を持って毎日元気に暮らしているという指摘もあるだろう。
 それは事実だ。
 しかし長期的な変化を見ると、今を見詰めただけでは分からない懸念すべき傾向がみえてくる。

 確かに誇張は禁物だし、このデータだけでは社会全体の多様な側面は把握し切れない。
 だが、クが語るような厳しい現実が韓国社会に存在するのも、また厳然たる事実だ。

 ヘル朝鮮という言葉は、その現実に対する若者たちの失望感を表しているのかもしれない。

From thediplomat.com

[2015年11月 3日号掲載]



サーチナニュース 2015-12-28 15:20
http://biz.searchina.net/id/1598265?page=1

韓国に忍び寄る危険、
高齢化が招く住宅価格の暴落リスク

 韓国では経済の冷え込みの背後で高齢化に伴う問題も顕在化しており、将来的に住宅価格が暴落する可能性も浮上している。

 韓国メディア・亜州経済の中国版によると、高齢者による集中的なデレバレッジのため、不動産市場は打撃を受け、数年後に住宅価格が暴落する危険性がある。
  デレバレッジとは債務を減らそうとする動きを指し、
 高齢者たちが債務を減らすために住宅を売りに出すことで住宅価格が暴落しかねない状況だという。

 韓国の中央銀行である韓国銀行が22日に公表した金融安定報告書によると、韓国の55-74歳の家庭における実物資産の占める割合は80%と米国よりはるかに高く、金融資産に対する金融債務の占める割合は85-115%となっている。
 分析によると、こうした家庭では実物資産の売却によって債務の返済が行われる可能性が高いという。
 韓国では35-59歳の人口が2018年以降減少に転ずると予測されており、これが住宅価格の下ぶれ圧力になるという。

 韓国銀行によれば、韓国は35-59歳の人口減少と高齢化のペースが主要国家よりも速いため、デレバレッジが集中する可能性があるという。
 韓国銀行はさらに、住宅価格の下落と収入の減少にもっとも敏感な家計のうち42.1%が50-60歳の世代であり、この層がデレバレッジすることには潜在的なリスクが存在すると指摘。
 デレバレッジがうまくいかなかった場合、高齢者世帯の家計は悪化する可能性がある。
 14年の時点で金融負債のある60歳以上の高齢者人口の負債率は200%を超え、元利の返還負担率も30%を超えている。

 韓国では家計債務が拡大を続けており、韓国で利上げが行われれば金利負担に耐えられなくなった家計が不動産などの資産処分を迫られる恐れもある。
 ただでさえ高齢化が不動産市場にとってのリスクとなっているなか、増え続ける家計債務がいずれ不動産価格の暴落につながる恐れも浮上している。




読売新聞 12月29日(火)11時18分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151229-00050062-yom-soci

韓国訪れる日本人減り続ける
…訪日は大幅な伸び


(写真:読売新聞)

 日韓の友好ムードは、2002年のサッカーW杯日韓大会を機に高まった。

 翌年に、韓国ドラマ「冬のソナタ」が日本で大ヒットすると、韓国を訪れる日本人、日本を訪れる韓国人は共に増加。
 11年の紅白歌合戦には、「KARA」や「少女時代」といったK―POPグループが出場するなど、韓流ブームは一世を風靡(ふうび)した。

 ところが、12年8月に李明博大統領(当時)が日本政府の中止要請を無視して竹島に上陸すると、ブームも一気に下火に。
 訪韓する日本人は同年の352万人をピークに、13年は275万人、14年は228万人と減り続け、今年は200万人を切る見通しだ。

 一方、日本を訪れる韓国人は円安などを背景に4年連続で伸びている。
 今年は11月時点で359万人となり、すでに大幅に昨年を上回っている。








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