2015年12月28日月曜日

スパコンの評価基準は:スピードか、それとも省エネか?

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レコードチャイナ 配信日時:2015年12月27日(日) 7時30分
http://www.recordchina.co.jp/a125946.html

スパコン計算速度で中国を超えられない日本は節電世界一に方向転換?
=「日本は電気代が払えないから性能が上がらない」―中国ネット

 2015年12月25日、中国の掲示板サイトに、日中のスパコンについて討論するスレッドが立った。

 スレ主は、11月に発表されたスパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」で、中国の天河二号が世界一となり6連覇を飾ったと紹介。
 日本は世界一奪還を目指してきたものの4位に終わった。
 そのため日本は、大きな電力が必要なスパコンの節電分野で世界一を目指す方向性に転換したと紹介し、「日本は納税者の支出を抑えるために自ら速度競争を放棄した」と伝えた。



レコードチャイナ 配信日時:2015年11月18日(水) 13時48分
http://www.recordchina.co.jp/a123442.html

 2015年11月17日、新華社によると、スパコンの計算速度の世界ランキング「TOP500」の最新版が16日に米国で発表された。
 中国のスパコン「天河2号」が6連覇を達成した。

 注目を集めた変化は、同ランキングに入選した中国製スパコンが前回の3倍弱になったことだ。
 中国製スパコンは半年前の37台から109台に増え、欧州全体の107台を上回った。
 米国の台数は過去最少となった。

 中国のスパコンの進歩はメーカー別の入選台数でも示されている。
 中科曙光製のスパコンは今回49台入選し、伝統的なスパコン大手であるIBMの45台を上回り、ヒューレット・パッカードの156台、クレイの69台に続いた。

 同ランキングによると、
 1位の天河2号の処理能力は33.86ペタFLOPS、
 2位の米国タイタンは17.59ペタFLOPS。
 3位は米国のセコイア、
 4位は日本の京、
 5位は米国のミラ。
 上位5台の順位は2013年6月から不動。

(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)



サーチナニュース 2015-12-28 13:23
http://news.searchina.net/id/1598219?page=1

日本のスパコン開発目標は「省エネ」に?
中国スパコンも「金食い虫」

 2015年11月に発表された世界のスーパーコンピューター(スパコン)性能ランキング「TOP500」で、中国の「天河2号」が6連覇を果たした。
 日本のスパコン「京」は4位だった。

 スパコンの処理能力では中国の「天河2号」が日本の「京」を圧倒的に上回っているが、
 中国メディアの駆動之家は25日、日本メディアの報道を引用し、
 「日本は次世代スパコンの目標を世界最速から世界でもっとも省エネに切り替える見通し」
と報じた。

 記事は
 「日本はこれまで天河2号を超える世界最速のスパコンを開発することを目標に掲げていた」
と伝える一方、スパコンはその性能を発揮するためには莫大な規模の電力を消費すると紹介。
 京の電気代も年間で約15億円にも達する
と論じた。

 一方、中国人民解放軍国防科学技術大学が25億元(約465億円)を投下して開発したスーパーコンピュータである
 天河2号も電気代は非常に高額で、電気代は1日あたり40-60万元(約744-1166万円)
に達するとの報道もある。
 フルパワーで運用された場合は1億5000万元(約29億万円)に達する見込みであるため、実用性に欠けるとの報道も見られる。

 これだけのコストをかけながらスパコンを運用している以上、スパコンならではの成果ももとめられるが、研究に活用できるソフトウェアの数が少なく、実用性に欠けるとの指摘もあり、「宝の持ち腐れ」との報道も見られる。








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