オーストラリアは世界の中で最も中国に依存している国である。
輸出の3割は中国向けで、世界不況模様のなかこれまで中国で潤ってきたナンバーワンがオーストラリアである。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年12月16日(水) 13時30分
http://www.recordchina.co.jp/a125189.html
オーストラリア軍の哨戒機、
南シナ海の人工島付近の上空を飛行「航行の自由作戦の一環」―英メディア
2015年12月15日、英BBCは、オーストラリア軍の哨戒機がこのほど、南シナ海で中国が造成した人工島付近の上空を飛行したと報じた。
BBCが15日に報じたところによると、BBCの取材チームはこのほど、飛行中のフィリピンの民間機の中で、オーストラリア軍の哨戒機が中国海軍に無線で呼びかけているのを傍受した。
オーストラリア国防省は、周辺地域の安全と安定を維持するための「航行の自由作戦」の一環として、哨戒機が人工島付近を飛行したと声明で述べている。
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サーチナニュース 2015-12-18 08:33
http://news.searchina.net/id/1597453?page=1
オーストラリア軍機が南シナ海を飛行、
中国海軍に向け「我、自由航行権を行使中」と宣言
中国メディアの環球網は16日、オーストラリア軍機が南シナ海を飛行したとの報道を受け、中国側と万一のトラブルが発生したらまずいことになると批判する記事を発表した。
オーストラリア軍機は無線で中国海軍に向け「自由航行権を行使中」と宣言したという。
オーストラリア軍の行動が分かったのはBBCの取材だった。
12月初旬にフィリピンの小型機をチャーターし、記者が乗り込んで中国が埋め立てを実施したジョンソン南礁(赤瓜礁)に接近した。
写真撮影も行ったが、中国海軍から中国語と英語により、立ち退くように警告されたで現場空域を離れたいう。
ジョンソン南礁に接近した際、同機はオーストラリア軍機と中国海軍の交信を傍受。
オーストラリア機は中国海軍に対して、「自由航行権を行使中」と宣言していたという。
ただし、オーストラリア機がどの程度、ジョンソン南礁や中国海軍艦船に接近したかは不明という。
米海軍は10月、イージス艦「ラッセン」を南シナ海に派遣し、ジョンソン南礁から12海里(約22.2キロメートル)以内を航行させた。
12海里とは国際法で認められる自国の陸地からの領海の範囲だ。
つまり米国は、
「ジョンソン南礁は中国領とは認められない。
したがって領海の設定も認められない」
との意思表示をしたことになる。
環球網は、米国がイージス艦をジョンソン南礁近くを航行させたことについて
「互いに示威をしていたが、どちらも非常に気を付けたはずだ」
との見方を示した。
どちらにとっても偶発的な戦闘は、絶対に避けたいからだ。
オーストラリア軍機についても
「おそらく、同じように気をつけただろう。
しかし、少なくとも中国社会の一般人にとって、オーストラリアがなぜそんな冒険をするのかは不明だ」
と主張。
「オーストラリア軍は南シナ海の緊張を煽るべきではない。
特に、中国の岩礁に近づいて、中国側の忍耐心を試すべきではない」
と指摘した。
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夕刊フジ 12月17日(木)16時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151217-00000007-ykf-int
豪、南シナ海で「飛行の自由作戦」決行の真意…“親中派色”払拭が狙い?
オーストラリア軍機が11月下旬、「飛行の自由の権利を実践する」として南シナ海上空を飛行していたことが分かった。
南シナ海では、中国が岩礁を勝手に埋め立てて軍事基地化しており、米国が実行している「航行の自由作戦」に同調した動きとみられる。
日米豪連携の「対中包囲網」の一環ともいえるが、なぜ、このタイミングで判明したのか。
注目の一報は、英BBCが15日報じた。
南シナ海・スプラトリー(中国名・南沙)諸島上空を民間機で飛行したBBCの記者が11月25日、オーストラリア軍の哨戒機が中国海軍と交信を試みている無線を確認したとしている。
オーストラリア軍機は無線で
「中国海軍、中国海軍、われわれはオーストラリアの航空機で、国連海洋法条約などに基づき、飛行の自由の権利を実践している」
などと呼び掛けたという。
中国側から応答はなかったとしている。
オーストラリア軍機の飛行区域が、人工島周辺の12カイリ(約22キロ)の上空かどうかは現時点では明らかになっていない。
ただ、中国は人工島周辺を「領海」と強弁しており、オーストラリア軍機による中国海軍へのけん制行動とみて間違いない。
同国の国防省はBBCの取材に対し、哨戒機が「定期のパトロールをしている」と回答した。
人工島をめぐっては、米海軍が10月下旬、イージス駆逐艦「ラッセン」を周辺海域に派遣し、「航行の自由作戦」を展開した。
この問題で、オーストラリア軍の具体的作戦が明らかになったのは初めてとみられる。
3週間近く経過して報じられた、オーストラリア軍の動きをどう見るべきなのか。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は
「米軍は南シナ海への艦船派遣について『3カ月に2回か、それ以上』と明言している。
米国とオーストラリアは同盟関係にあり、今回の行動は米軍の作戦とリンクしたものだろう。
公表しなかったのは政府の方針で『中国を刺激したくない』との意図があったかもしれない」
と指摘した。
国際政治学者の藤井厳喜氏は
「オーストラリアのアボット前首相は、中国を牽制するため日米豪連携を強めていたが、9月に就任したターンブル首相は慎重な姿勢のようだ。
『親中派では』という報道もあった。
南シナ海での作戦を公表しなかったのは『日米と完全に一体とみられたくない』という思いがあるのかもしれない。
英BBCが報じたのは、ターンブル首相の初訪日(18日)を前に、何らかのメッセージを送ったのかもしれない」
と語っている。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年12月17日(木) 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/a125287.html
豪国防省、豪哨戒機の中国人工島12カイリ内飛行を否定―中国メディア
2015年12月16日、オーストラリアの哨戒機がこのほど、中国が南シナ海に造成した人工島付近の上空を飛行したと報じられたことについて、豪国防省は
「豪哨戒機は人工島から12カイリ内に接近または進入していない」
と説明した。
人民日報のニュースサイトが伝えた。
豪国防省によると、同国空軍のAP−3Cオライオン哨戒機1機が先月25日、南シナ海の国際空域を飛行したのは、インド洋北部や南シナ海で行う哨戒活動の一環だという。
豪国防省は
「豪哨戒機は中国の人工島から12カイリ内に接近または進入していない。
国際空域での定例の飛行だった」
と強調。
豪哨戒機が中国海軍に呼び掛けたと報じられたことについては
「相互識別のためであり、通常の行動だ」
と説明した。
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