『
AFPBB News 12月18日(金)8時53分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00010001-afpbbnewsv-int
無罪判決の産経前支局長「当然の判決」、韓国
【12月18日 AFP】
韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領の名誉を傷つけたとして起訴された産経新聞(Sankei Shimbun)の加藤達也(Tatsuya Kato)前ソウル支局長に対し、韓国の裁判所は17日、無罪判決を言い渡した。
加藤前ソウル支局長は、旅客船セウォル(Sewol)号沈没事故が起きた日の朴大統領の所在についてのコラムをめぐり名誉毀損で起訴された。
韓国の裁判所は、記事は朴氏個人の評判を傷つけたとした上で、公益性が目的だったとする加藤前ソウル支局長の主張を認め、無罪判決を言い渡した。
映像は、加藤前ソウル支局長の記者会見。(c)AFPBB News
』
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聯合ニュース 2015年 12月 17日(木)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/relation/2015/12/17/0400000000AJP20151217002900882.HTML
韓国地裁 産経前支局長に無罪判決
=言論の自由認める
【ソウル聯合ニュース】
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領について虚偽のうわさを取り上げた記事を電子版に掲載したとして、情報通信網法における名誉毀損(きそん)罪で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に対する判決公判が17日、ソウル中央地裁であり、地裁は無罪を言い渡した。
判決は「被告人の記事は不適切な部分があるが、民主主義社会で言論の自由が保護される領域に含まれる」とした。
検察側は朴大統領を誹謗(ひぼう)する目的で記事を書いたとして懲役1年6カ月を求刑していた。
』
読売新聞 12月18日(金)9時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151218-00050019-yom-int
韓国司法、世論を意識
…国内外の批判無視できず
【ソウル=豊浦潤一】
朴槿恵(パククネ)韓国大統領の名誉を傷つけたとして名誉毀損(きそん)罪に問われた産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長(49)に対し、ソウル中央地裁が17日、無罪判決を出したことは、韓国国内でも驚きをもって迎えられた。
韓国では近年、国民の「反日感情」に沿った司法判断が目立つが、今回の裁判では、起訴を批判する国内外の世論や対日関係への波紋を無視出来なかったとみられる。
韓国国内ではこれまで、「裁判長の心証は『有罪』」との見方が強かった。
公判で李裁判長は、今回の事件が「名誉毀損ではない」と証言した米国人ジャーナリストに対し、ドイツでは「人間の尊厳」が重んじられると持論を展開。
「証言は米国の価値観だ」と切り捨てる場面もあった。
韓国の裁判所は、行政組織の一部である検察とは異なり、政権の顔色をうかがうことはないという評価がある一方で、「世論の動向には敏感だ」(ソウルの法曹関係者)との見方がある。
「正義を守る最後のとりで」として国民の支持が不可欠との考えに基づいているとされる。
』
『
時事通信 12月18日(金)8時53分配信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201512/2015121800153&g=soc
「無理な起訴に鉄つい」
=政府・検察の「過剰対応」批判―韓国紙
【ソウル時事】
18日付の韓国各紙は、朴槿恵大統領らへの名誉毀損(きそん)裁判でソウル中央地裁が産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に無罪判決を言い渡したことを大きく報じた。
ハンギョレ新聞は社説で
「裁判所が『大統領の顔色をうかがった』検察の無理な起訴に鉄ついを下した」
と指摘、検察の対応を批判した。
東亜日報は社説で
「加藤氏に対する政府の過剰な対応で、
国際社会には、わが国が言論の自由を弾圧しているかのように映った」
と批判。
「検察は国益よりも青瓦台(大統領府)に配慮し、
無理な起訴に踏み切ったという批判を避け難い」
と断じた。
中央日報は
「政府や公職者に関連した報道に対して、訴訟や検察の起訴が乱発されれば、言論の自由や批判機能が萎縮する」
と警告した。
一方で、韓国紙は「記事の正当性が確認されたわけではない」(ハンギョレ新聞)、「倫理的な免罪符を得たわけではない」(中央日報)などと指摘、記事内容に対しても厳しい見方を示した。
』
時事通信 12月18日(金)8時53分配信
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201512/2015121800153&g=soc
「無理な起訴に鉄つい」
=政府・検察の「過剰対応」批判―韓国紙
18日付の韓国各紙は、朴槿恵大統領らへの名誉毀損(きそん)裁判でソウル中央地裁が産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に無罪判決を言い渡したことを大きく報じた。
ハンギョレ新聞は社説で
「裁判所が『大統領の顔色をうかがった』検察の無理な起訴に鉄ついを下した」
と指摘、検察の対応を批判した。
東亜日報は社説で
「加藤氏に対する政府の過剰な対応で、
国際社会には、わが国が言論の自由を弾圧しているかのように映った」
と批判。
「検察は国益よりも青瓦台(大統領府)に配慮し、
無理な起訴に踏み切ったという批判を避け難い」
と断じた。
中央日報は
「政府や公職者に関連した報道に対して、訴訟や検察の起訴が乱発されれば、言論の自由や批判機能が萎縮する」
と警告した。
一方で、韓国紙は「記事の正当性が確認されたわけではない」(ハンギョレ新聞)、「倫理的な免罪符を得たわけではない」(中央日報)などと指摘、記事内容に対しても厳しい見方を示した。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年12月17日(木) 18時10分
朴大統領の名誉毀損容疑、産経前ソウル支局長に無罪判決
=韓国ネット「むちゃくちゃ恥ずかしい」
「記事は事実なんだから、そりゃ無罪でしょ」
2015年12月17日、コラム記事で朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして昨年10月在宅起訴されていた加藤達也産経新聞前ソウル支局長に対し、1審は無罪判決を言い渡した。
韓国・ニュース1などが伝えた。
韓国ソウル地裁はこの日、情報通信網法の名誉毀損(きそん)容疑で在宅起訴された加藤氏に対し無罪を宣告した。
ただしコラム記事については、虚偽の内容であり、
「朴大統領個人を誹謗(ひぼう)する目的ではなかったものの、個人の名誉を深刻に傷つけた」
とした。
加藤氏は昨年8月、インターネットで公開した記事で、
「同年4月のセウォル号惨事の当日に朴大統領の所在が不明だった7時間があり、元側近の男性と会っていたとのうわさがある」
との内容を記していた。
検察は10月に開かれた公判で
「韓国が社会的、政治的に混乱した状況において、出所不明のうわさを元に大統領の名誉を傷つけた」
として、加藤氏に懲役1年6カ月を求刑していた。
この裁判に関する韓国国民の関心は非常に高く、韓国のネットユーザーの間では判決が出る前からさまざまなコメントが飛び交っていた。
この無罪判決の報には、次のようなコメントが寄せられている。
「事実をありのままに報道しても、名誉毀損罪が成立するのか?」
「むちゃくちゃ恥ずかしい」
「朴槿恵は見てるか?」
「また国の恥さらしだよ」
「(コラムは)事実なんだから、そりゃ無罪でしょ」
「それなら7時間もいったい何をしてたのか…。
公表しないなら勝手に想像させてもらうよ」
「加藤さんの言い分がうそだという証拠を出してみろ!」
「判決は靖国神社の爆発事件と無関係ではないだろう」
「韓国国内での判決に意味はない。
今の韓国は三権分立ではなく独裁だからね」
「朴大統領がいたと言われてるロッテホテルの防犯カメラは確認したんだろうか?
ま、その前に、傷つける名誉があるのかって話もあるけどね」
「ここまで来ると韓国は見事。
未来が見えないよ」
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レコードチャイナ 配信日時:2015年12月18日(金) 9時20分
産経前ソウル支局長に無罪判決
=海外ネット「韓国はこんなひどいことをしたことを謝罪すべきだ」
「驚いたが、よかった」
2015年12月17日、コラム記事で韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして名誉毀損(きそん)罪に問われていた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長に対する判決公判がソウル中央地裁で開かれ、無罪が言い渡された。AP通信が伝えた。
加藤氏は、昨年4月の客船セウォル号沈没事故の当日に、朴大統領の所在が不明だった空白の7時間の間に男性と会っていたといううわさを紹介するコラム記事を産経新聞のウェブサイトに掲載した。17日の判決公判で、裁判長は、記事は朴大統領の名誉を傷つける目的があったとは言えないと述べ、無罪を言い渡した。
この報道に、海外のネットユーザーがコメントを寄せている。
「韓国メディアで報道された記事を日本語に翻訳して掲載しただけだ。
それで起訴されるなんてばかげている。
韓国はこんなひどいことをしたことを謝罪すべきだ」
「この愚かな人物はタイにいなくてよかった。
もしそうなら、一生を刑務所の中で過ごすことになったかもしれないのだから」
「今回は報道の自由が勝利したようだが、韓国では限定されている」
「当然の判決だ」
「驚いたが、よかった
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WEDGE Infinity 日本をもっと、考える 2015年12月17日(Thu) 澤田克己 (毎日新聞記者、前ソウル支局長)
批判を許さぬ朴槿恵大統領
韓国の国際イメージに大打撃
産経前ソウル支局長に無罪判決も…
ソウル中央地裁は17日、朴槿恵大統領の名誉を毀損したとして起訴された産経新聞の加藤達也・前ソウル支局長に無罪判決を下した。
「言論の自由」を認めた当然の判決だが、そもそも起訴自体に大きな問題があった。
しかも、韓国外務省が法廷に善処を要請したことには、三権分立の観点から疑問があると指摘せざるをえない。
無罪ではあっても、すっきり「良かった」とは言いづらいのである。
繰り返しになるが、そもそも加藤氏が書いたコラムの内容いかんを問わず、
権力者について書いた記事を理由に刑事訴追を行うことは民主主義国家ではあってはならないことだ。
特に外国メディアの記者を標的にしたことは国際社会の関心を呼ぶことになり、韓国のイメージに悪影響を与えた。
名誉毀損訴訟に詳しい韓国の弁護士によると、青瓦台(大統領府)がメディアに対する法的措置を乱発するようになったのは盧武鉉政権(2003〜08年)からだ。
保守的な大手メディアを敵視した盧大統領が弁護士出身だったことや、腹芸の苦手な盧大統領の性格が影響したのかもしれない。
法的措置を多用する傾向は、李明博政権(2008〜13年)で強まり、
朴槿恵政権(2013年〜)でさらに拍車がかかった感がある。
「産経だけではない」のである。
実際には不起訴処分となったり、起訴されても無罪になったり、民事の損害賠償請求訴訟でも賠償を認められなかったり、ということが少なくない。
この点は、韓国司法が一定の歯止めになっていると評価できるだろう。
ただ、そもそも権力者が法的措置を乱用すること自体が大きな問題なのだ。
国連のB規約(市民的および政治的権利)人権委員会は先月、
韓国で政府批判をした人を名誉毀損の罪で訴追し、重い刑を科すことが増えていると懸念する報告書を採択した。
これが国際標準の考え方だと言えるだろう。
なお、人権委は各批准国について順番に審査をして報告書を採択している。
■朴槿恵政権2年半で名誉毀損の法的措置22件
韓国のNGO「参与連帯」は今年9月、
「朴槿恵政府の国民口封じ事例22選」
という報告書を発表した。
朴槿恵政権が任期5年の折り返し点となった8月下旬までの間に、朴大統領や政府機関、政府高官に対する名誉毀損で法的措置が取られた22件に関する報告書だ。
加藤氏の起訴も入っている。
参与連帯は進歩派の団体なので、もともと朴槿恵政権には批判的だ。
ただ、それを差し引いても報告書の内容には驚かされる。
報告書によると、22件のうち刑事処分を求める告訴や告発が18件で、民事の損害賠償請求訴訟が4件だった。
8月下旬の時点では、刑事18件のうち起訴されたものが7件、不起訴が5件、捜査中が6件。
起訴された7件では、有罪確定が1件、1審で無罪判決が出て控訴審が行われているもの1件、1審判決がまだ出ていないものが5件だった。
民事訴訟では、賠償責任が認められたものは1件もなかった。
報告書は、
「当事者の直接的な告訴がなくても、第三者による告発や捜査機関の職権で名誉毀損罪を捜査・起訴」
することを朴政権の傾向として挙げている。
韓国では、当事者以外でも名誉毀損の罪で告発することができる。
加藤記者の事件を含む4件がこれに該当し、4件すべてが朴大統領の名誉を毀損したとして起訴されたものだった。
■国民の正当な批判を萎縮させるため
朴政権下での法的措置は、昨年4月のセウォル号沈没事故後に集中している。
朴大統領が遺族や行方不明者の家族を慰労した際に「演出」があったのではないかと報道したキリスト教放送(CBS)やハンギョレ新聞を相手に、政権ナンバー2である大統領秘書室長らが損害賠償を求めて提訴。
秘書室長は、法相を務めていた時の自身の疑惑に関する証言を報じた東亜日報の記者らを名誉毀損の罪で告訴してもいる。
CBSとハンギョレを相手取った訴訟はどちらも1審で青瓦台側が敗訴して控訴、対ハンギョレ訴訟は控訴審でもハンギョレが勝訴して確定した。
東亜日報記者らに対する告訴は8カ月後に取り下げている。
参与連帯の報告書は、
「政府と公職者たちから訴訟などを起こされた人々は、その過程で萎縮、発言を自粛し、心的不安(を抱き)、対人関係の断絶や財政的負担などを経験する」
と指摘。
最終的に有罪判決や賠償命令を勝ち取れない場合が少なくないのに法的措置に訴えることは、
「国家機関や公職者に対する国民の正当な批判、監視を萎縮させるためといえる」
と批判している。
韓国司法は1987年の民主化まで、権力の言いなりだと批判されてきた。
朴正煕政権だった1975年に8人の死刑が執行された公安事件は、2007年に再審無罪となった。
この事件は今でも、民主化運動をしていた勢力から「司法による殺人」と指弾されている。
だが、それはあくまで独裁政権や軍人出身の抑圧的政権の下で起きてきたことである。
民主化から四半世紀を経て、韓国に民主主義は根付いている。
一般論でいえば「報道の自由」も広範に保障されていると言えるだろう。
それだけに、大統領という絶対的な権力者が、民主主義国であれば当然である「権力者に対する批判」を受け止めるだけの度量を持てずにいることは残念なことである。
●著者の近著、好評発売中『韓国「反日」の真相』(文春新書)
』
レコードチャイナ 配信日時:2015年12月22日(火) 5時30分
http://www.recordchina.co.jp/a125559.html
安倍首相が産経前ソウル支局長と面会、
「ご苦労さま」
=韓国ネット「笑うしかない」
「この事件に関して首相の発言は間違ってなかった」
2015年12月21日午後、安倍晋三首相は、朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する名誉毀損(きそん)の罪に問われ、このほど無罪判決を受けた産経新聞の加藤達也前ソウル支局長と首相官邸で面会し、
「よかったですね。ご苦労さまでした」
とねぎらった。
加藤氏は、裁判をめぐり日本政府が韓国側に懸念を伝え続けてきたことについて首相に謝意を伝えたという。
安倍首相は、ソウル中央地裁が加藤氏に無罪判決を言い渡した17日、
「無罪判決が出たことを評価する。
日韓関係に前向きな影響が出てくることを期待したい」
と述べていた。
この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。
「隣国の右派を一人英雄に仕立てた」
「(産経新聞の)記事は虚偽だって話だけど、それで無罪とは?
まったくおかしな判決だね」
「日本の首相が『ご苦労さま』と声を掛けたということは、他の記者も韓国で処罰されないようにしてやるから、朴大統領のことを書き立てて構わない、という意味にも取れる」
「まるで朴槿恵をもてあそんでるね。
大統領、やっぱり振る舞いはきちんとしないと」
「『ご苦労さま』か。
その裏にどれだけの意味が含まれているだろう。
本当に恥ずかしくて何も言えないよ」
「笑うしかない」
「この、ものすごく傷ついたプライドをどうしてくれよう?」
「韓国は李明博(イ・ミョンバク前大統領)時代から恥さらし政権だ」
「安倍首相は好きではないけど、今回の事件に関して安倍首相の発言は間違ってなかった」
「産経が有罪なら、(引用元の)朝鮮日報も有罪ってことだからね」
』
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