2015年12月14日月曜日

「アメリカの韓国報復」が始まった(7):韓国型戦闘機(KF-X)開発、頓挫の恐れ、「外交上の失敗」

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サーチナニュース 2015-12-13 09:35

韓国の戦闘機開発、
米国の全面的バックアップを得られず 
基幹技術の移転にさらに難色

 韓国が進める戦闘機(KFX)事業に対し、米国は4項目の基幹技術の移転を拒否しているが、このほど米国と韓国が改めて協議を行い、さらに3項目の技術についても米国が移転に難色を示していたことが分かった。

 韓国メディアの亜洲経済の中国語電子版によれば、韓国防衛事業庁はこのほどKFX開発に関する21項目の技術移転について「米国と大枠で一致した」と発表した。
 だが記事は、
 「実際には米韓の協議は何ら成果をあげることができず、すでに移転を拒否されていた4項目のほか、通信技術など3項目の移転についても米国は難色を示した」
と伝えている。

 報道によれば、防衛事業庁の幹部はこのほど、インタビューに対し、米国との協議の結果、「複数の技術移転について大枠で一致した」と語ったが、KFXの開発において重要となる通信などの基幹技術については「大枠で一致した」という範囲に含まれていないという。

 KFXに対する技術移転について、協議の主導権を持っているのは当然ながら米国だ。
 米国はすでにアクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーなど4項目の技術を韓国に移転することを拒否しており、今後、技術移転をめぐって協議が大きく進展するとはなかなか考えにくい状況だ。
 だが、韓国側はKFXの開発継続を決めており、記事は
 「KFXの開発が失敗すれば、韓国の北朝鮮に対する制空権においてマイナスとなる」
と伝えている。

 一方で、米国から全面的なバックアップを得られないまま、韓国がKFXの開発を継続することを不安視する声もあり、同盟国であるはずの米国から技術移転を拒否されたこと自体が韓国にとって外交上の失敗との見方もある。


ハンギョレ新聞 11月25日(水)7時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151125-00022600-hankyoreh-kr

韓国型戦闘機開発事業、頓挫の恐れ

  韓米「KFX技術移転交渉」が難航 米国が提供を約束した技術25件 主要4件の移転承認拒否に続き 
 残りの21件も承認が不透明 
 防衛事業庁「11月予定」と公言してきたが 韓米間の詳細交渉で意見の相違 
 「来年に見送られる可能性高い」

 米国が技術移転を拒否した韓国型戦闘機(KFX)の開発に関連した主な技術4件を除く残りの21件についても、今年中に米国側の輸出承認(EL)をもらえる可能性は低いことが分かった。
 当初、今月末に確定される予定という防衛事業庁の主張とは異なり、米国が提供を約束した21件の技術移転をめぐる韓米間の詳細交渉が難航しており、韓国型戦闘機の開発が困難に陥ったものと見られる。

 キム・シチョル防衛事業庁報道官は24日の定例ブリーフィングで、
 「『(輸出承認が出るのは)11月の予定』と公言したことを守るため努力したが、相手もいることだし、また内容において互いに少し異論があるため、その部分については、より詳細に協議しなければならない」
として、事実上、米国政府の輸出承認確定が来年に行われる可能性が高いと明らかにした。
 防衛事業庁は昨年9月、米国の軍需会社のロッキード・マーチンと折衝交易合意覚書(MOU)を結んで韓国型戦闘機の開発に必要な25件の技術移転に合意している。
 しかし、米国政府はこのうちのAESAレーダーなど4件について、今年4月の輸出承認を拒否した。
 防衛事業庁は、飛行制御設計などの残りの21件の技術移転は、今月末までの輸出承認が出る見込みだと、再三強調してきたが、これすらも難関に直面したことになる。

 防衛事業庁は、米国政府の輸出承認が遅れることと関連して
 「(交渉妥結の)時期が重要なのではなく、
 交渉の内容をどのように妥結するのかが重要であって、嘘をついたわけではない」
と釈明した。
 しかし、終盤の詳細交渉の過程で、米国側がいくつかの技術移転に難色を示しているのではないかと推測する声も上がっている。
 すでに昨年9月に合意された技術移転について、当初予想とは異なり、米国政府の輸出承認が遅れているからだ。

 実際の韓米間で合意された技術移転21項目は、項目ごとに数十件から数百件に達する詳細な技術項目で構成されており、詳細の交渉過程で韓米の間で異見が見られる素地が大きいことが分かった。
 政府関係者は、「米国の防衛産業企業ロッキード・マーチンの技術担当取締役など関係者4人が今月18日から20日まで、防衛事業庁を訪問し、21件の技術移転のための協議を行った」とし「ロッキード・マーチン側は、防衛事業庁に『韓国に必要な技術が具体的に何なのか細分化して明確にしてほしい』と求めたと聞いている」と述べた。

 防衛事業庁は今月30日頃、チン・ヤンヒョン次長を団長とする交渉団を米国に派遣する予定だ。
 交渉団は、米国の防衛産業技術統制本部(DTSA)とロッキード・マーチン関係者と会って、韓国型戦闘機の開発に必要な具体的な技術項目を提示し、交渉を行う計画であることが分かった。



サーチナニュース 2015-11-25 16:05
http://news.searchina.net/id/1595213?page=1

米国に技術移転を拒否された韓国、
戦闘機開発でインドネシアと仮契約を締結

 韓国は韓国空軍向けに戦闘機(KF-X)開発を行っており、2020年代後半までには正式に配備したい考えだ。
 だが、韓国は同盟国であるはずの米国からKF-Xに対する技術移転を拒否されてしまった。

 韓国は技術移転を拒否されてもKF-Xの開発を継続する意向を示しており、実際に移転を拒否された技術のうち一部は開発に成功したとしている。
 中国メディアの環球時報(電子版)は23日、韓国メディアの報道を引用し、KF-Xの開発を主導する韓国航空宇宙産業(KAI)が22日にインドネシアとKF-X開発について仮契約を締結したと伝えた。

 報道によれば、仮契約の内容はインドネシアが開発費用の20%にあたる1兆7000億ウォン(約1800億円)を負担し、設計や一部の部品の生産を担当し、韓国側はインドネシアに関連技術や試作機1機を提供するというものだ。

 KF-Xの開発費用は総額18兆ウォン(約1兆8600億円)に達する見込みで、韓国側は完成後に1000機以上を販売したい考えだ。
 記事は、KF-Xの1機あたりの価格は700億ウォン(約72億円)前後になる見込みだと伝え、1000機の販売で韓国は「180兆ウォン(約18兆6000億円)規模の売り上げを手にすることになる」と報じた。

 韓国とインドネシアは2014年10月6日に、KF-Xの共同開発について基本合意し、正式に署名していた。
 インドネシアはこれまでにも韓国から練習機T-50を輸入するなど、軍備面で親密な協力関係にあったと言えるが、KF-Xの開発が果たして成功するのか、今後の動きに注目が集まる。



レコードチャイナ 配信日時:2015年12月10日(木) 6時24分
http://www.recordchina.co.jp/a124749.html

韓国型戦闘機KFXの開発、米国が21項目の技術移転を承認
=韓国ネットは慎重「信じられない」
「韓国が何かとんでもないものを諦めたということ」

 2015年12月9日、韓国・聯合ニュースによると、韓国の国産戦闘機「KFX」の開発をめぐり、米政府が韓国政府から要請があった21項目の技術移転を承認したことが分かった。

 韓国の防衛事業庁関係者は同日の記者会見で、
 「『米国から21項目の技術移転を受ける』との文書を受け取った。
 11月30日に輸出許可の承認が下りた」
と説明し、
 「文書には米韓6機関の署名がある」
と明らかにした。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「うそでないことを心から願っている」
「技術移転を嫌がっていた米国が承認したということは、韓国が何かとんでもないものを諦めたということ」

「受け取った文書を公開してほしい」
「その21項目は韓国にとって本当に必要なものなのかな?」
「独自に技術を開発できないものか」

「21項目のほとんどは『米国が捨てた技術』なのだろう」
「韓国も近い将来、米国のような武器輸出国になれるということ?信じたいが、やっぱり信じられない」


 何かアメリカは作為で動いているようである。
 まず、お灸を据えて次は頭を撫ぜる。
 また、韓国を通してインドネシアを篭絡し、中国との絆にクサビを打ち込もうとしているのかも知れない。
 外交は氷山のようなものだ。
 大半が海面下にあって、見えない。
 それをしたたかに演じることができるのが、大国の演技力というものである。
 この演技力のないものが、ギャーギャーと脅しという一手に頼ることになる。


レコードチャイナ 配信日時:2015年12月14日(月) 6時0分
http://www.recordchina.co.jp/a124736.html

韓国型戦闘機、自主開発すると言ったものの国産部品は4割足らず

 2015年12月8日、韓国・国民日報によると、韓国軍の武器のうち、
 部品の国産化比率が最も低いのが戦闘機など航空分野である
ことが分かった。
 韓国は戦闘機KF−Xを自主開発するとしているが、この開発事業は難航が予想されるとの指摘も出ている。

この日、防衛事業庁が発表した資料によると、昨年の航空分野における部品の
 国産化比率は39.6%、
同庁が分類した10の武器分野の中で最も低い数値だ。
 一方で、韓国軍は武器部品の国産化を図っており、全分野の平均比率は11年に60.4%だったが、昨年は65.8%にまで増加した。

 韓国のジェット戦闘機KF−Xの開発事業をめぐっては、韓国側が米国に対し核心技術の提供を繰り返し要請したものの、米国側が一貫して拒否を続けており、先月、韓国が自主開発する意向を明らかにしている。








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