2015年9月10日木曜日

戦争に最も反対するのは日本人:だが、日本の脆弱な軍備が中国の先制攻撃を誘発する?

_

● GATE 第11話 緑の人、そして炎龍



レコードチャイナ 配信日時:2015年9月10日(木) 13時21分
http://www.recordchina.co.jp/a118632.html

戦争に最も反対するのは現代の日本人
=「国のために戦いたい」は日本10%、中国71%
―ただ、戦争になれば日本人は「逆の行動」を取るのか?

 2015年9月9日、中国メディアが
 「世界の国民の中で最も強く戦争に反対しているのは現代の日本人で、
 戦争になった場合に国のために戦いたいと答えた比率も「10%」と、中国人の「71%」を大きく下回った」
と報じた。
 このことについて、日本のインターネットユーザーからは
 「実際に戦争になれば、逆になる予感がする」
とのコメントが寄せられた。
 戦争をいくら強く嫌悪していても、現実に戦争に巻き込まれた場合に取る行動が戦争忌避とは限らないことを示唆したコメントは不気味さを感じさせる。

 中国紙・網易新聞はこのほど、NHKの世論調査を引用する形で
 「日本国民は戦争に嫌悪感を抱いており、
 平和重視が一種の信仰になっている」
とした上、今年実施した最新調査でも、戦後70年間築いてきた
 「戦争のない平和な社会」を今後も最も大切にすべきとの回答が大差で1位になっている」
と指摘。
 「現代の日本国民が最も戦争に反対している」
との見方を示した。

 また、ギャラップ社による
 「国が戦争に巻き込まれた場合、あなたは国のために戦いたいか」
との質問(調査対象65カ国)に対し、「戦うべきだ」との回答が最も低かったのは
★.日本の10%で、
★.中国は71%
だったことも報じている。

 これについて中国のネットユーザーからは
 「反戦教育の成功は、戦争への嫌悪を教えることにある」
 「騒ぎ立てるのは日本の一部右翼だけで、大多数の日本人は平和を愛している」
などのコメントを寄せた。
 これを読む限り、日本は“好戦国家”とは受け取られていなそうだ。

 日本のユーザーからは、
 「お国のために戦わされて、国民は全てを失ったから当然だと思うよ」
との声がある一方、
 中国人の『できました』、
 韓国人の『できます』、
 日本人の『できません』
は信用できないという言葉がある」

★.「『戦うべき』と答えた中国人が71%だと言っても、
 彼らの心中は『戦争に行くのは自分以外の人間だから』
だし、
★.日本の10%は『自分が行くのかも』と思っているのでは」
との指摘には考えさせられる。



レコードチャイナ 配信日時:2015年9月11日(金) 5時36分
http://www.recordchina.co.jp/a118574.html

今なお残る日本と中国の戦争の可能性、
日本の脆弱な軍備が衝突を誘発―米誌

 2015年9月8日、参考消息網は記事
 「米誌が日本と中国の戦争リスクを分析、
 日本への攻撃は米国に対する攻撃を意味する」
を掲載した。

 2012年の尖閣国有化を発端に高まった日中関係の緊張は、13年の中国艦艇による火器管制レーダー照射事件をピークとし、その後は改善へと向かっている。
 しかし、米誌「アビエーション・ウィーク・アンド・スペース・テクノロジー」によると、専門家は依然としてリスクは高いと判断している。

1].一つの可能性としては日中の指導者がナショナリズムを背景に危機を加速させかねないこと。
 攻撃を受けた側は、世論による反撃を求める強い圧力にさらされることになる。

2].もう一つの問題として軍事技術的な要因がある。
 日本の情報・偵察設備は脆弱(ぜいじゃく)なため、
 中国は先制攻撃の誘惑にさらされている。
 しかし日本の設備は米軍と共有されているため、日本に対する攻撃は米国に対する攻撃をも意味している。
 攻撃を受ければ、中国の戦力を削ぐために中国の情報・偵察能力を攻撃する必要に迫られる。



サーチナニュース 2015-10-15 17:19
http://news.searchina.net/id/1591551?page=1

平和熱望と武力崇拝、開放性と保守性
・・・日本の文化が抱える、さまざまな「矛盾」=中国メディア

 中国メディア・新浪は4日、日本の文化的性格について戦争と平和、開放的と保守的、開明と閉塞など二重人格的様相を呈していると論じた評論記事を掲載した。

 記事はまず、「平和を愛する一方で、武力を崇拝する」点を挙げた。
  政治や歴史について語ることが少ない日本の若者が、週末には集団的自衛権解禁や原発関連のデモに参加するなど自由や平和を自らの行動によって求める側面も持っていると説明。

 一方で、日本には安土桃山時代から第2次世界大戦にかけて「武を重んじて文を軽んじる」文化があったことを紹介し、
 「日本における平和と尚武の矛盾は、
 日本が精神面において多元化され、包容力のある国であることを示している
と論じた。

 次に、性の文化における「開放的と保守的」の共存を紹介。
 売春や公然わいせつに対して厳しい刑罰を設ける保守的な側面を見せる一方で、公共の場において堂々と「下ネタ」を披露し、楽しむという開放的な部分もあるとした。

 さらに、国民的な思想においても「開明と閉塞」という矛盾が存在していると指摘。
 高い教育を受け、科学技術分野で大きな成果を挙げている一方で、
 女性の地位は依然として低く、階級意識も根深いとしたほか、
 古代中国や欧米の文明を受け入れる一方で、
 外国人や外国企業が日本では思い通りに事が進まないなど日本人の閉鎖性や排外性も垣間見えると論じた。

 このほか、敬語が発達するなど礼儀を重んじる国であると同時に、夫の妻に対する態度、上司の部下に対する態度そして第2次大戦中の軍人の態度が「日本人の粗暴で無礼」な一面を示している、
 「義」を重んじる心が日本に根付く一方で、外交における強引さからは日本人の功利性が伺えるなどといった事例を挙げて、日本の「矛盾」ぶりを紹介した。

 そして、このような「矛盾」ぶりによって、日本人は
 さまざまな環境や文明に速やかに適応し、吸収することができる
と解説すると同時に、
 「重大な決定を行う際、さまざまな価値観に翻弄される」という問題点も抱えている
と論じた。